学習のポイントは「仕訳」「試算表」「清算表」の3つ
どんな分野の資格であっても、資格試験には出題のパターンがあります。
予めこのパターンを押さえておくと、試験対策をとても計画的に進めることができます。
そして簿記検定には、出題パターンがとってもはっきりとあらわれています。
ここでは簿記3級の本試験を中心にそのことを見てみましょう。
日商簿記の3級検定の出題内容と配点は以下のとおりで、5つの設問が出題されます。
- 1問目
5つの仕訳問題 (配点 4×5=20点) - 2問目
帳簿の問題(配点 10点) - 3問目
試算表の問題(配点 30点) - 4問目
伝票の処理(配点 8点) - 5問目
精算表の問題(配点 32点)
簿記検定の合格ラインは70%(70点)です。
簿記3級を、2級チャレンジへのステップへと考えますと、できれば満点を目指したいところです。
しかし、ひとまず3級の合格だけを目標におくのであれば、75%~85%の得点を目安に優先順位をつけた学習をするのもよいかもしれません。
上の出題内容を見てわかるとおり、配点が高いのは3問目と5問目です。この2問でしっかり満点を取れば(62点)、あとはかりに1問目の仕訳問題が半分できるだけでも合格ラインに到達できます。
合格を目指すためには、このよう合格ラインのシナリオを描きながら学習することが大切です。
問題集を何度も繰り返して学習することで(最低3回くらいは必要)、第3問・5問が確実に得点できるようになってきます。
問題が解けるようになって、「このまま勉強を続ければ受かる!」という自信を、はやく持てるようになることが大切なのです。
意識がそういう状態にまで高まっていくと、プレッシャーからも解放されます。
気持ちにゆとりも出てきて落ち着いて学習ができますから、結果的には本試験で満点にちかい得点を上げられるようになっているかもしれません。
それでは、各設問の学習対策をかんたんにお話ししておきます。
- 仕訳問題は、試験開始の前に与えられた、勘定科目を使って仕訳をします。「仕訳」は簿記の知識の基本中の基本で、試験勉強の最初に学ぶことです。「借方」、「貸方」など、仕訳の仕組みを正確に覚えることが大切です。
- 2問目の帳簿の問題では、帳簿の書き方、読み方をしっかり理解している事が重要です。企業で使われている「複式簿記」の記入の仕方をしっかり暗記しましょう。
- 試算表と精算表の説明はちょっとやっかいですね。ここでもむずかしい用語を使ってしまいますが、試験勉強ではかならず学習することですので、がまんして読んでみてください。
簿記の手続きには、<仕訳帳→総勘定元帳→試算表→精算表→財務諸表(作成)>、という流れがあります。 「試算表」とは、総勘定元帳の各勘定の合計や残高を一覧にした表です。
そして「清算表」は、財務諸表を作るために必要な概算表です。 上記の流れからもわかりますように、試算表と精算表は連動しています。 試験対策ではこの2つをセットにして、計算処理の流れを押さえながら勉強するのが効率的でしょう。
結論をいいますと、簿記3級の試験対策の中心は「仕訳」、「試算表」、「清算表」になります。
この3つがしっかりマスターできていれば、必ず合格できるはずです。
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