学習のポイントは「仕訳」「試算表」「清算表」の3つ
市販本やネットでは、よく「簿記3級を10日で攻略!」というようないわれ方がされています。
たしかにそのような詰め込み学習で合格できる人もいると思います。
しかし、学習期間に余裕がないことが、心理的なプレッシャーになって勉強に手がつかないようなことになってしまっては元も子もありません。肝心なのは合格することですから!
1日2時間、2か月勉強する計画でいれば、3級は必ず合格できるでしょう。
120時間は少々余裕を持たせた学習時間ではありますが、おちついて試験にのぞむことができるのであれば、それに越したことはないと思うのです。
学習のステップ
- テキストをひと通り読みとおす
- 過去問題集を解く
- 問題を解いていて分らなかったことをテキストで再確認!
合格必勝法は、この3つをひたすら繰り返すことです。
簿記の合格体験談などでは、「問題集から入って、わからないところだけテキスト読みました」と話している人もいます。
彼らはたしかにそのやり方で合格できたのかもしれません。
でも私が想像するに、彼らの勉強法には、時間のロスもかなりあったのではないかと思えます。
というのは、簿記の試験対策では、予め覚えておかなければいけない、用語や概念的なことがあるからです。
「借方」や「貸方」、「5勘定」、また「資産」、「負債」、「純資産」などがそれです。
初めて簿記を勉強する人には、これらのことを覚えるのが、ちょっとだけ厄介でしょう。
でも、これらの知識があらかじめ頭に入っていると、問題を解くのがずっとラクになるのです。
しかし、あまりテキストにこだわり過ぎて学習することもお薦めはできません。
テキストを1回読んだだけで、すべての知識がしっかり頭に入るなんてことはありません。
それで不安なものですから、また1ページ目から読みなおす…。
残念ながらこれは時間のムダです。
テキストを1度精読して、曖昧ながらも簿記の全体像がつかめたのであれば、
あとはどんどん問題を解いてください。
問題を問きながら、「ここのとこ、どうすればいいんだっけ?」と思った時に、その都度テキストに戻って調べるやり方がいいでしょう。
簿記の場合、問題演習をしながら分らないところを覚えるのが、最も効果的な暗記方法なのです。
ここで、簿記の学習を独学でするか、専門学校や通信教育を利用するかについても少しだけ触れておきます。
私は、簿記3級だけを目指すのなら、市販のテキストで独学をしても十分合格はできると思っています
(もちろんプロの講義を聴きながら勉強したいという人なら、通学や通信教育を利用するのもいいでしょう)。
しかし、2級を目指している人で、特に簿記の勉強は初めてという人なら、通学や通信講座を利用することを考えておくことは大切です。
その理由は、簿記3級の基礎知識がない人にとって、いきなり2級の学習から入るののは、かなりハードルの高いものになると思うからです。
通信講座のなかには簿記の3級と2級の教材をセットにして提供している会社もあります(一例 フォーサイト)。
お金に少しだけ余裕のある方には、一度チェックをしてみることをお薦めします。