3級の知識がない人には難関資格かもしれません
簿記3級と2級を比べた場合、2級の方がむずかしいのは当然の話ですよね。
多くの人が、「2級と3級ではレベルが全然ちがう」というような言い方をしていますが、ホントのところはどうなんでしょうか?
そのことについて、ここで少し整理をしてみたいと思います。
といいますのも、日商簿記を受験される人のなかには、「3級は誰でも取れる」と考えていて、最初から2級の検定を目指す方もかなりいらっしゃるからです。
簿記の3級は、たしかにそんなにはむずかしくないでしょう。
しかし、これも当たり前ですが、3級の勉強をしていない人には簿記の知識は全くありません。
このことを忘れないでほしのです。
たとえば、棒高跳びで4m80cmを飛べるトップアスリートが、5mのバーに挑戦するのはまったく順当です。でも、4m50cmのバーさえ一度もクリアしたことのない選手が、5mのバーに挑戦して果たして勝算はあるでしょうか?
簿記2級の試験には、このことが当てはまります。
簿記の2級試験が難関かどうかは、受験者の簿記の習得度が前提になります。
その上でむずかしいかどうかの話をしなければ、意味がないのです。
この観点からいいますと、すでに日商簿記の3級を取得している人や、会社で経理関係の仕事をしたことのある人なら、2級は決して「難関」な資格ではないはずです。
しかし、簿記の初学者にとって2級は、最初は飛ぶのをためらってしまうような高いバーではないかと思います。
ここで、簿記2級を他の資格と比較してみます。
資格の比較サイト等で、簿記2級と同じくらいにむずかしい資格として挙げられるのが、
- 宅建主任者
- 社会福祉士
- TOEIC TEST700点
- 教員採用試験
- FP技能士2級
などです。
ご覧になっていかがでしょうか?
私などは、TOEIC TEST700点といわれてしまいますと、ちょっともう受かる自信がありません。
中学・高校と英語を勉強していますから、英語の知識がゼロというわけではありませが、それでも700点はちょっときびしいなと感じます。
もちろん一から勉強をはじめたとしても、簿記2級は、英語をものにするように何年も時間を必要とするわけではありません。
それでもやはり、3級の基礎をしっかり学んだうえで(試験は受けないにしても)、目指すべきだと思います。
日本商工会議所は、簿記2級の能力の目安を「財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ」としています。
簿記3級はともすると小学生でも合格できてしまう資格です。
しかし上記のような能力を身に付けられる2級の試験が、そう簡単ではないことは承知をしておくべきでしょう。
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